インタビュー記事 悠遊舎のメンバーさん

著者紹介

悠遊舎えどがわのメンバーで、今井義行さんのインタビューを掲載したいと思います。これまで8冊を自費出版で発行しています。各著書に思うことを、インタビューにしました。

主な発行書籍

スクロールできます
書籍名発行年月発行書店名
SWAN ROAD(スワンロード)1991年8月書肆山田
永遠1997年7月ふらんす堂
私鉄2002年11月株式会社思潮社
ほたるの光2004年5月株式会社思潮社
オーロラ抄2005年10月株式会社思潮社
ライフ2007年7月株式会社思潮社
時刻(とき)の、いのり2011年9月株式会社思潮社
Meeting Of The Soul(たましい、し、あわせ)2018年3月らんか社
思い出のある本、印象に残っている本があれば、それを教えて下さい。

永遠という作品については、第一詩集“スワンロード”は1997年発行で、最初に詩を書き始めた頃から何年か分をまとめたもので、その時は若かさで勢いで書いてしまった感があり、6年経った第二詩集“永遠”は前の作品(第一詩集)の時は“よく分からない”とか言われていたんですけど、この第二詩集“永遠”の時は“良くわかる”と言われ、そういう意味でみんなと共有できる詩集になったかなという思いがあり、記憶に残っています。

この第二詩集“永遠”は最初の詩集から6年以上の年数が経っていますよね?

はい、この永遠という詩集には自分の思うところがハキハキと出ているなと……。

今2018年3月まで詩集を発行されていますが、今後は出版される予定とかは?

ありませんね.2018年までは製作費のお金があったんですけど今は無いんですよ。出版費用を捻出するのが難しい、一冊作るのに100万円近くかかっているので。

詩は今でも続けていて(多分100編位はたまっている)、どこに発表していけば良いのか、ネット公開という形で考えていて、ブログやフェイスブック等々と連動させて発表しています。始めてまだ数ヶ月ですけれど、沢山の人には読まれてはいない現状です。
時間をかけて常連さんを増やしていければと、ただ詩を書いて、自分の中だけに閉じ込めていては力がないので、これまでのように詩の本を出版する力がないから黙っているのではなく、ネットで公開して読者を増やしていく方向を考えました。

悠遊舎ホームページの中に今井さんのページを作りますが、そこの今井さんページで何か発信したいことがありましたらお聞かせ下さい。

発信したいことはこの前ビデオで収めたこと、こういう一覧(8冊の詩集の題名・発行年度・出版社名等)とインタビューでの要約(こういうことで詩を書き始めたんですよ、といった事など)……これは、そんなに長く無くていいと思います。朗読自体が10分位あったかと、それに文字情報がちょっと入るかと、それで見やすいのじゃないかなと。

「詩を、泣かせるな」と「血管ブギ」には全部文字を入れて、朗読したものを作ってあります。この二つの詩には今井さんはどんな想い、お気持ちがありますか?

「詩を、泣かせるな」は詩壇の現状にちょっと反発を感じていて、いま書かれている詩は自分から見て「ちょっと良くないんじゃないか」と。そういうものではないんじゃないか、という気持ちを込めて書いたものです。
「血管ブギ」というのは即興ですね。ただ、あの詩が好きという人がいて、なぜなのかは分からないのですが、あれは即興で書きました、ですから意味が無いです。

「詩を、泣かせるな」は結構綿密に考えてお作りなった、「血管ブギ」は即興でお作りになった、つまりは相反するような作り方だと思います。今井さんの中ではどちらの作り方が自分には合っている、とお考えですか?

詩集を出していた頃はどちらかというと「考えながら」やっていたかなと、「詩を、泣かせるな」は雑誌社から原稿の依頼があって、よりメッセージ性を高めたものです.これは現在書いている。

週に何本か書くのですが、それらは即興性が高いです。やはり、考えちゃうと詩が出来にくくなります。

今井さんの中では、即興性もあれば、考えて考えて作る、この2パターンが入り乱れている?そんな受け取り方でいいですか?

はい、「血管ブギ」って短いじゃないですか、ですから即興と。一方「詩を、泣かせるな」も短い方ですね。でも、あれは原稿依頼ということもあって。たとえば他に「めぐみさんへ」という詩は考え考えやりました、詩も長いですね。直し直して仕上げました。

今井さんは8冊の本を出され、すべてが「詩」という中で、ホームページの中でもそうなんですけど、今井さんの詩を読んで下さっている方、読者とのメッセージ性のあるものがあれば教えて下さい。

メッセージ性というものは個々の詩の中にはあると思うんですが、本を出していた頃には完全に自分のために書いていたと思います。人にどう読まれるか。それはあんまり考えていなかったです。
今は、最後の方は入院とか退院とかしてて、いろんな人達に助けてもらって、どうにかこうにか此処に至っているので、周りの人達には感謝の念を込めて書いています。
まあ、自分一人だけの力で出来るもんじゃないよ、と気付いたので、初期の頃は自己中心的な思いが強く。人から「この詩、いいね」と言われると嬉しくなりました。
詩の雑誌に「現代詩手帳」というのがあるんですね。月刊誌です。その年末号、つまり20XX 年刊号にはアンケートが出るんですよ、何十人もの方がアンケートをとられて、私だけで無く、多くの人がそれを意識してると思います。

名前も売れて原稿依頼も増えてと期待したりしてます。そういう意味で成功したのは「時刻(とき)の、いのり」という詩集です、最後から2番目のものです。

その詩集が今井さんの本の中では一番評価が高い、今井さんご自身の判断では無く、他の人からすると優れている、と言う意味ですね。

はい、そうです。想像以上にこの詩が良いとする人が多かったです。
この詩集に関しては全部、即興でやってますね.即興で110編書いて、評論家の友人に解説を書いてもらった、という本の作りになってます。

今は即興性のあるもので、今井さんの思ったことや思想などを表現して、それを読んだ方々がどう思うか? というものを感じ捉えてくれたらイイ、それで良いですか?

はい、そうです。

最初の方に今井さんが“詩は無くても生活はできるんだ。でも詩は読んでもらいたい”という一つの願いみたいなご発言がありましたが。

はい、詩を読むと生活が豊かになるよ、押しつけではないですが読んでみては如何でしょうか? という思いですね。
今回、2編を動画で出してもらえるのですが、自分でも朗読会をやっていこうと思っています。
あんまり遠くには行けませんけど、江戸川区内で、小松川図書館で朗読会をやれたらと希望しています。後は母校、高校の図書室に私の本を寄贈したりしてますので、そこで朗読会ができたらと願っています。

朗読「詩を、泣かせるな」

朗読「血管ブギ」

もし、詩集に興味がありましたら、悠遊舎えどがわに8冊の詩集があります。ぜひ、お立ち寄りください。